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臨床心理士に求められるものは?

子どもから高齢者まで誰もが、心の中になんらかの悩みを抱えながら生活しています。

 

 

児童・生徒は学校に行けたり、大人は仕事に行けたり、高齢になっても一人暮らしでも不安なく生活できたり、通常通りの生活ができるということは、当たり前ではありません。

 

 

それぞれが、抱えている悩みと無意識のうちにバランスをとっているから、いつも通り時が過ぎて行ってくれます。

 

 

しかし、ほんの些細な変化やつまずきがあると、心のバランスが崩れる時があります。

 

 

それは、自分でもなぜ今までと同じ行動がとれなくなってしまったのか理由さえ分からない場合や、原因ははっきりしているけれど、どう解決していったらいいのかわからないなど、心の問題は複雑です。

 

 

臨床心理士の資格取得には、年数もかかり、専門分野の学習も大変ですが、本当に大変なのは、資格取得後です。

 

 

どんなにからだと心の仕組みや、カウンセリング技法を学習しても、実践は教科書通りではありません。

 

 

人は同じ経験をすると、なんとなくこんな感じかなと理解もしやすいですが、臨床心理士の仕事は、ほとんどと言っていいほど、自分には経験のない事例ばかりです。

 

 

社会情勢も日々複雑化して行く中、不登校・引きこもり・いじめ・虐待・発達障害を抱える親子・うつ症状・認知症の高齢者とその介護をする家族など、臨床心理士として自分の経験がなくても、専門職としてかかわりを持っていかなければなりません。

 

 

たくさん勉強したからとか、臨床心理士の資格を持っているのだから、という上から目線で、相談者にかかわるのでは、本当にその人を助けることはできません。

 

 

自分の得意とする専門性を相談者に押し付けるのではなく、常に柔軟な心を持ち自分の経験のない世界を理解しようとする姿勢を持ち続け、資格取得後もひとりひとり違う人格をどう救えるか勉強し続ける姿勢が重要です。

臨床心理士の業務とは?

臨床心理士というと、悩みがある人の話を聞き、カウンセリングをしてくれる仕事と漠然としたイメージではないでしょうか?

 

 

実際の基本業務として位置付けられているものは次の4項目があります。

 

 

@ 臨床心理査定(アセスメント)

 

心理技法や面接を通して相談者の特徴や問題点がどこにあるのかを査定(アセスメント)を行います。
さまざまな心理技法や心理テストを使いながら、相談者の特徴の評価をし、援助方法を見つけ出し、他の機関との連携を検討します。

 

 

A 臨床心理面接

 

相談者の特徴に応じた心理学の技法を使い面接を行います。

 

心理学の技法には、

 

精神分析、行動療法、遊戯療法、集団心理療法、家族療法、クライエント中心療法、イメージ療法、芸術療法、箱庭療法、夢分析、ゲシュタルト療法、認知療法などさまざまなものがあります。

 

 

B 臨床心理的地域援助

 

個人の相談業務だけでなく、職場や学校、地域の住民など団体の全体像を把握し、問題点の査定(アセスメンント)をし支援を行います。

 

プライバシーの保護に気おつけながら、心の健康を保ちながら生活できるように環境調整を行い、情報の提供をします。

 

 

C 調査・研究

 

臨床心理士としての業務の、心理技法や査定(アセスメント)の技法などの研究・調査を行って、能力の
向上をはかり、事例などを通して的確な対応の仕方などの研究を行います。

臨床心理士になるには?

近年の日本は、異常気象により数々の災害にみまわれ、災害援助の中の一部として、心の健康を取り戻すための援助も重要視されるようになってきました。

 

 

心の問題の解決をするプロとして、臨床心理士が、被災者のケアを行ったりしています。

 

 

また、スクールカウンセラーの配置もなされるようになったため、児童・生徒を取り巻く問題に、相談援助をする臨床心理士の役割も重要視されています。

 

 

そんな中で、臨床心理士の資格を取得するまでには、いくつかの種類がありますが、大学院などで受験資格を取得してからの、筆記、口述面接の試験を受けることになります。

 

 

現時点では、その取得した資格は国家資格ではなく、日本臨床心理士資格認定協会の民間の資格です。臨床心理士は、今後ますます注目の資格になっていくと言われています。

 

 

資格取得は、単に困っている人を助けたいからというところから、めざしたとしても、それなりのしっかりとした覚悟を持って進んでいかなければ、簡単に取得できる資格ではありません。

 

 

受験するまでに、大学に入学してから、受験できるまでに最短でも6年から7年かかります。

 

 

その後受験し合格後も、すぐに実践でスムーズなカウンセリング援助ができるかといったら、そうではありません。資格取得後に、事例研究などを重ね、常に学ぶ姿勢が重要です。

日本臨床心理士会の役割は?

日本臨床心理士会は、資格取得者同士の連携や技能向上のため、活動を行っています。

 

・臨床心理士の研修会
・カウンセラーの派遣
・心の問題に関する相談支援
・心の健康の啓発活動

 

などのほか調査研究など、さまざまな業務を行っています。

 

 

日本臨床心理士会は職能団体なので、日本臨床心理士資格認定協会に認定された臨床心理士のみの入会になっています。

 

 

そのほかの機能として、一般の人が心の問題を心理相談したいとき、全国の臨床心理士のいる場所を探すことができます。

 

 

日本臨床心理士会のホームページの(一般の方)をクリックし、「臨床心理士に出会うには」のページに入ると、全国の臨床心理士を検索できる画面になります。

 

 

地域・相談内容などさまざまな角度から、臨床心理士に相談できる場所を検索しやすくなっていています。

 

 

臨床心理士は、相談者の心の悩みだけでなく、背景などにも目を向けながら全体的に問題を捉え、時にはほかの専門機関との連携もとりながら援助していきます。

 

 

臨床心理士の相談を受けることができる機関は、医療機関、学校などの相談窓口、国や地方の相談窓口、大学付属の相談窓口、私設の相談機関などさまざまな機関にあります。

 

放送大学でも臨床心理士をめざすことができる?

放送大学は自分のペースで学べる、インターネットやテレビ・ラジオなどで受講する放送授業です。

 

 

臨床心理士の受験をするための科目を放送大学で取得することができます。

 

 

もうすでに社会人として働きはじめているので、今から、大学院に入学することはなかなか難しいけれど、臨床心理士の資格の取得をし、今とは別の職業に就きたいと考えている人には、放送大学の授業を利用する選択肢もあります。

 

 

必要な科目ごとに受講することもでき、1科目ごとに料金設定がされていて、インターネットで、都合のよいときに学習ができ、働きながら資格をめざしたい人に向いています。

 

 

臨床心理士はさまざまな領域で活動の場所があります。

 

 

全国の学校などで、スクールカウンセラーとして児童・生徒・保護者の相談を受け、さまざまな機関と調整を行います。

 

 

病院や福祉施設、家庭裁判所や少年院などの司法・矯正分野、労働の分野のハローワークなど多岐にわたります。

 

 

また事故や災害が起きた時には、現地に臨床心理士が入り直接心のケアを行い、近年では、災害支援業務に、心理的援助は欠かすことのできない重要事項としての位置づけがなされるようになりました。

臨床発達心理士って何?

現時点では、心理相談に関する仕事では、国家資格化されたものはありません。

 

 

臨床発達心理士資格は、臨床発達心理士認定運営機構による民間のものです。

 

 

臨床発達心理士認定運営機構とは、日本教育心理学会・日本発達心理学会・日本感情心理学会・日本コミュニケーション障害学会の連合4学会で構成されています。

 

 

大学院修士課程修了者や現役従事者・研究者など、規定の条件を満たした人が受験申請ができます。

 

 

一次審査は、筆記試験などが行われ、一次審査の合格者は、口述試験が行われます。一般的に仕事の上では、臨床心理士と臨床発達心理士のはっきりとした境界線はありません。

 

 

心の問題は自分の中だけのものではなく家族構成や置かれている社会環境など総合的に診ていかないと解決へ近づいて行くことはできないからです。

 

 

その中のひとつの仕事として、臨床発達心理士は、子どもの発達に伴う問題に対して相談支援を行います。

 

 

社会環境も、時代により変化もするので、不登校や引きこもりなど社会に適応が難しい場合や、さまざまな発達障害(学習障害・注意欠陥多動性障害・自閉症・知的障害)などを抱えた子どもと家族への対応も行います。

 

 

発達支援センター・障害児施設・乳幼児保育施設・特別支援学級などのさまざまな場で、子育て支援など必要とされています。

臨床心理士試験はいつ?

平成27年の臨床心理士試験は、平成27年10月11日(日)に東京ビッグサイトで一次の筆記試験が行われます。

 

 

一次試験合格者は、平成27年11月21日(土)、22日(日)、23日(月・祝)に東京国際フォーラムで二次の口述面接試験が行われます。

 

 

合格発表は、平成27年12月中旬予定です。

 

 

試験の合格通知イコール臨床心理士ではありません。その後資格認定証書の交付手続きをし、日本臨床心理士資格認定協会から、臨床心理士の資格認定証書と顔写真を貼付した資格登録証明書(IDカード)が発行されます。

 

 

手続き完了後、氏名などが、日本臨床心理士名簿一覧に登録され、その後関係機関の研究所や大学、関係官庁や施設などに社会的に公開、有資格者の公告がなされます。

 

 

臨床心理士認定は、ゴールではなくスタートです。どんなに大学や大学院で心理学の学問を学んだからといって、そのまま相談者に型通りにカウンセリングができるわけではありません。

 

 

大学院の時、相談業務の実習をしたからといって、臨床心理士認定後、スムーズな相談業務ができるとは限りません。

 

 

特に心理の問題は、外科手術のように、傷がキレイになっていく様子などが見えるわけではないので、相談者本人も、臨床心理士側も、確かな手ごたえや安心を手に入れることは大変なことなのです。

 

 

資格を手に入れてから、その後どれだけ症例などから学び、ひとりひとりに合ったアプローチができるように自分が日々成長できるかが重要です。

学校心理士って何?

学校心理士は、学校生活でのさまざまな問題について、カウンセリングなどにより、児童・生徒に相談援助を行い、教師や学校に保護者に対して、「学校心理学」の専門知識と技能により、心理教育的援助を行います。

 

 

学校心理士の資格は、大学院で学校心理学関係の科目の単位を修得するなど、いくつかの条件を満たした人が受験することができ、学校心理士認定運営機構が学校心理士の資格認定を行っています。

 

 

臨床心理士もスクールカウンセラーとして学校での相談援助業務を行っていますが、学校心理士は、より子どもたちの問題を専門的にかかわっています。

 

 

学校に通う児童・生徒は、学校の中だけで問題を抱えているわけではなく、いじめや不登校、非行や摂食障害、学習障害などの発達障害、校内・家庭内での暴力、高校中退、自殺問題など子どもを取り巻く問題は多岐にわたります。

 

 

学校心理士は、援助を必要としている子どもたちに安心して教育を受けることができるよう成長発達を促進させる重要な仕事です。

 

教育センター、教育委員会、教育相談所等で活躍したり、特別支援学校や幼稚園、小中学校や高等学校など相談業務を行ったりします。

 

 

日々複雑化する社会情勢の中、学校心理士は、子どもたちの生活の安定のためにも、これからますます、重要な職種になっていくでしょう。

 

 

スクールカウンセラーになるには臨床心理士になるのが確実ですが必ずしも臨床心理士でなくてもスクールカウンセラーになることができるようです。

 

 

詳しくはこちらのスクールカウンセラーになるにはを参考にしてみて下さい。

 

 

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